★玄米には優れた抗酸化作用が!
前回、玄米は精白度により種類が分かれていると紹介しましたが、精白米と比較するといずれも栄養価が高い物でした。また、玄米にはビタミンやミネラルだけでなく、「γ(ガンマ)-オリザノール」
という特徴的な成分が含まれています。
γ-オリザノールは、コメの胚芽や米ぬかに多いポリフェノールの一種です。優れた抗酸化作用がある事がわかっていて、古くから様々な医薬品として扱われています。特に、脳の視床下部に働きかけることで自律神経失調症に効果があり、ストレスや不眠をはじめ不安定になった様々な症状に効果があるとされています。近年ではアレルギー症状を抑える、肌の乾燥を抑えるなどの報告があり、化粧品やサプリメントなどに幅広く利用されています。
★発芽玄米で睡眠の質をアップ♪
発芽玄米は玄米をわずかに発芽させたものですが、野菜でも発芽する時に強力なパワーが生まれるように、玄米を発芽させるとアミノ酸の一種の「GABA(ギャバ)」が増え、玄米の3倍になると言われています。
代表的な働きである、脳内の興奮を鎮め安らかな心を保つリラックス効果や、それに伴い血圧を下げる働きなどが注目され、メディアでも取り上げられました。GABAはこの血圧降下作用により、特定保健用食品(トクホ)に認定されています。また、GABAストレス研究センターの研究では、GABAを摂取することで睡眠の満足感が約5倍、目覚めのスッキリ感が約2倍になったという結果が報告されています。
★徳川家康の長寿の秘訣は大麦だった!?
全粒穀物である大麦は1万年以上も前から栽培され、古くから親しまれてきました。日本へは3〜5世紀に渡来し、現存する日本最古の医学書と言われている平安時代の『医心方』には「五穀の中で最良のもの」と記されていたそうです。江戸時代、当時74歳という長寿を全うした徳川家康の主食は、麦ご飯だった事は有名です。
では、大麦の何が健康維持に役立ったのかというと、精白米の20倍もある食物繊維だと考えられています。その質も素晴らしく、血糖値の上昇を抑える、コレステロールの調整をする、などの働きを持っている水溶性食物繊維が、大麦(押し麦)には多く含まれています。腹部肥満の男女50人を対象に1日2食大麦30%配合のご飯を12
週間摂取する試験では、大麦摂取の群は腹囲も内臓脂肪面積も有意に減少したデータもあります。大麦を使った商品もいろいろあり
ますよ。探してみてくださいね。
次回も全粒穀類のいろいろをご紹介します。
①そのまんま100%スーパー大麦
一般の大麦の2倍の食物繊維と4倍の難消化性でんぷんを含んでいるため優れた腸内環境改善効果があります。
②大麦効果
コレステロール値を下げる、腸内環境を改善するなどの点で、機能性表示食品の認定をうけています。お米に混ぜて炊飯できます。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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