★血管年齢とは
血液は、『栄養や酸素を運ぶ』『老廃物を排泄する』という大切な働きを担っています。この血液の通り道となる血管は、全てつなぎ合わせると約10万㎞(地球を約2周半)もの長さがあり、スムーズな血流の為には、丈夫でしなやかな血管が必要になります。しかし、血管は加齢とともに硬くなる傾向があります。その硬化スピードは個人差があり、「血管年齢」などという言葉が使われます。「血管年齢」の若い人は1番内側の内皮細胞が健康で、血管の収縮や拡張をうまく調節できる状態です。(図①参照)
★血管リスク度チェック
□疲れやすく、疲労回復が遅い。 □顔色が悪く、肌の調子も良くない。
□だるさが取れない。 □手足が冷える。
□肩こりが取れない。 □髪の毛のツヤがなくなってきた。
これらの症状が気になるという方は、血管のメンテナンスが必要かもしれません。
★血管が硬くなる要因
●高血圧で血管に圧力がかかり硬くなる。
●喫煙やストレスにより一時的に硬くなる。
●閉経以降に女性ホルモンが減少すると、一気に内皮機能が衰え硬化が進む。
血管が硬く、もろくなると内部に老廃物が溜まり、血管が狭くなって血流が悪くなります。いわゆる動脈硬化の原因ですね。原因を除けば元の状態に戻りますが、加齢や生活習慣などで血管そのものが老化し、硬くなっている状態は元に戻せない…と考えられていました。しかし、近年の研究で食生活など生活習慣を見直せば、ある程度は柔軟性を取り戻すことができると分かってきました。
★食生活と生活習慣で見直したいこと
体内に発生した活性酸素は血管の内皮細胞を傷つけ、働きを弱めてしまいます。そこで、食生活で積極的に摂りたいのが抗酸化成分です。油はオリーブオイルがオススメです。野菜や果物から摂れる抗酸化ビタミン、カラフルな色素成分や苦み・辛味などの機能性成分もお忘れなく。ほどよい量でしたら赤ワインもOKです。それに加えて減塩も大切ですね。また、30年近く前からの様々な研究で、乳酸菌飲料カルピス®の製造過程でできる乳由来の成分「年齢ペプチド」というアミノ酸化合物が血管の内皮機能を改善し一酸化窒素(血管を拡張し、プラークを予防する)の産生を促して血管をしなやかにすることがわかってきました。ブルーチーズや味噌にも含まれているようです。
運動は週に2回くらい、汗がジワッと出るくらいのウォーキングを、ちょっと早歩きで。また、意外と影響が大きいのが性格や心の持ちようと言われています。過度に勝ち気で腹を立てやすい人や、逆に我慢強くて正直に自分の気持ちを伝えられない人も自分の血管が傷ついているかもしれませんよ。自分の血管のためにもおおらかな気持ちでいることを心掛けてください。
(参考)「カルピス」由来健康情報室
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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