前回は「がんを防ぐための新12か条」の項目をいくつか解説しましたが、今回は残りの4〜6条、食生活に関する3項目について見ていきます。
★4条「バランスのとれた食生活を」
食べ物の多くには、発がん性物質が含まれていると考えられています。表①を見ると、ハムやソセージ、ベーコンなどの加工肉は、摂り過ぎると大腸がんのリスクが上がる可能性があります。逆に、植物性の食物繊維が豊富な食材は、大腸の働きを活発化させて発がん性物質を排泄し、リスク上昇を抑える働きがあるそうです。発がん性物質を一切口にしない、というのは難しいですが、バランスよく様々な食品を摂るように心がけることで、リスクを相殺したり、効能を助長したりすることも可能です。生活習慣の予防や、がんのリスク分散のためにも有効なのですね。
★5条「塩辛い食品は控えめに」
表①を見ると、食塩や塩蔵食品の摂りすぎは、胃がんのリスクを上げることが確実視されています。世界保健機関(WHO)では、1994年にピロリ菌感染が胃がんの確実な発がん因子であると認定しています。感染しているからといって胃がんになるわけではありませんが、ピロリ菌感染者が塩分過多になると、胃粘膜の炎症が進み、胃がんを発症しやすくなるようです。
また、塩蔵食品は塩分だけではなく、塩蔵加工の過程で生成される化学物質も関わっているかもしれないといわれています。日本ならではのご飯やお酒のお供、いくらや塩辛、練りウニなど美味しいものが沢山ありますが、摂取量には注意が必要です。
★6条「野菜や果物は不足にならないように」
表①より、野菜や果物は食道がんや胃がん、肺がんなどのリスクを下げる可能性があることが分かります。バランスのとれた食生活のために、野菜や果物は欠かせませんね。子ども達の食事の好みは、洋食に偏ってしまいがちです。大豆製品や魚のメニューを取り入れながら、もう一度和食の「一汁三菜」を見直してみましょう。
●紫カリフラワーの酢漬け
最近はカラフルなカリフラワーが多く、紫色のカリフラワーは酢漬けにするとこんなに鮮やかな色になります。お好きな野菜を酢漬けにして常備菜に♪
●カボチャと黒豆のサラダ
蒸したカボチャ、カッテージチーズ、豆乳ヨーグルトを混ぜ合わせ、甘酢漬けにした黒豆をトッピング。見た目も食欲をそそります★
●鮭チャーハン
チャーハンならお子さんも食べてくれるでしょう。たまには鮭をたっぷり入れてアオサをトッピングし、海藻も一緒に♪
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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