前回は、「糖質・糖類ゼロ」の説明とともに、人工甘味料の摂り過ぎは危険であることをお話しましたね。今回は「○○ゼロ」「○○控えめ」などの表示の意味について見ていきましょう。
★強調表示とは
最近、「高タンパク質」や「低カロリー」など、栄養成分ごとに定められた基準値以上または未満であることを記載している商品を多く見かけるようになりました。これを栄養の「強調表示」と呼んでいます。
●多いことを強調する場合
「高○○」「○○入り」「○○2倍」など
●少ないことを強調する場合
「○○ゼロ」「無○○」「低○○」「○○オフ」など
近年、特に糖質制限やカロリー制限など食に関する認識が高まり、ダイエットや健康の為にもこのような商品を選ぶ人も多いかと思います。市場規模も急速に拡大し、5年前から比べると、おおよそ2 倍以上になっています。(グラフ1参照)
★強調表示のルール
強調表示は、法律によって基準値が定められています。まず、表1の熱量の基準値を見てみましょう。500の飲料の場合、25未満なら「ゼロカロリー」と表示する事ができます。
続いて、糖類の基準値を見てみましょう。100gの食品の場合、0.5g未
満なら「糖類ゼロ」の表示が可能です。また、「砂糖不使用」という紛らわしい表示もありますが、これは「無糖」とは異なり「加工段階では砂糖を使用していない」ことを表しているため、商品に糖質が入っている場合もあります。糖質の表示がなく心配な場合は、炭水化物と食物繊維の表示があるかを見てください。【炭水化物―食物繊維=糖質】この計算式で糖質の含有量がわかります。
★アルコールを摂り過ぎると脂肪がつきやすくなる
注意しなくてはならないのが、アルコール飲料です。アルコールは体内に入ると素早く肝臓で分解され、エネルギー源として利用されます。体がポカポカしてくるのもこの現象で、適量でしたらこの代謝の時点で、カロリーを消費してしまいます。しかし、あまり飲みすぎるとアルコール分解によって生成された酢酸が、体内脂肪の代わりにエネルギー源として使われるため、体内脂肪が使われず蓄える方向に変わってしまうそうです。「ゼロ」や「控えめ」などの強調表示がある
とはいえ、飲み過ぎや食べ過ぎ、アルコールと一緒に高カロリーのものを食べるなどしてしまうと、知らぬ間に高カロリー摂取になってしまうので気を付けましょう。どんな商品に強調表示があるか、探してみてください。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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