★キクラゲはキノコの仲間
キクラゲはコリコリとした食感がクラゲに似ていることが名前の由来とされていて、漢字で「木耳」とも書きます。クラゲというので海の物と勘違いしている人もいるようですが、キノコの仲間です。一般的には暗褐色で、水でもどしてからサッと湯がいて使います。濃い色味を利用してアクセントに使うこともできますよ。どちらも九州産の乾燥品です。それぞれ10倍くらいに膨らむので、使う量を加減してください。近年、生のキクラゲも市場に出ています。すぐに使うことができますし、弾力性があり歯ごたえも良く味も良い!乾燥のキクラゲを使い慣れていない方はこちらがオススメです。
★高級料理に使われるシロキクラゲ
品種は違いますが、白いキクラゲもあります。中国では「銀耳(インアル)」と呼ばれ、古くから不老長寿の食材として珍重されていました。高価な食材だったようで、現在でも高級料理に使われています。
★栄養豊富なキクラゲ
植物性の食品にはビタミンDがほとんど含まれていませんが、キクラゲはトップクラスのビタミンD含有量を誇ります。太陽光を浴びると体内でも生成されますが、近年は念入りな紫外線対策などで生成量が全く足りない状態のため、食事から補う必要があります。ビタミンDは、体内
カルシウム濃度を調整し骨の形成を促進する働きがあるため、骨粗鬆症になりやすい中高年の女性や、育ち盛りの子どもに大事な栄養素です。脂溶性のビタミンのため、油を使った炒め物や揚げ物などが最適な調理法です。また不溶性食物繊維も多いので、しっかり噛んでいただくと満足感が出て食べ過ぎや、便秘の予防にもなりますよ。カルシウムも豊富でビタミンDと共に骨や歯を丈夫にしてくれます。
★キクラゲの保存法
生のキクラゲは必ず冷蔵庫で保存してください。水気を切ってキッチンペーパーに挟むようにして保存し、なるべく早めに使い切りましょう。冷凍保存もできますが、その場合は使いやすい大きさに切って1回分ずつの小分けにするとそのまま使えて便利です。ゼラチン質が豊富なので、コリコリした食感が歯ごたえのアクセントになって、きっとまた使いたくなりますよ。
●もどした後は大きく開いて厚みがでてきます。裏の硬い石づき(根本)を切り落として使います。
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キクラゲは名脇役! ★おすすめのレシピ★
●きゅうりの酢の物
リンゴの薄切りとキクラゲの千切りを和えて、箸休めの一品に。
●卵と豚肉の中華炒め
ふんわり卵と豚肉にコリコリ食感のキクラゲがぴったり。豚肉はショウガを効かせた下味を付けると◎
●シロキクラゲの中華風デザート
もどしたシロキクラゲに蜂蜜水と少しショウガを加えて弱火で30分ほど煮込み、ココナッツミルクを加えてクコの実をトッピング。(煮込んでもなかなか味はしみ込みませんが、時間をかけて煮込むとトロトロの食感に。)
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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