今年は早い時期から猛暑を経験し、既に夏バテの方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかすると身体の冷えが原因の 一 つかもしれません。夏なのになぜ身体が冷えるのか、原因を探ってみましょう。
★冷えの原因
・暑いので薄着になる
・冷たい飲み物、食べ物を頻繁に摂取する
・冷房の効いた部屋から動かない
・入浴はシャワーで済ませ、湯船で温まらない
こういった生活習慣により、自律神経が乱れたり内臓が冷えたり、腸が担っている免疫力にも影響を及ぼす可能性があります。暑い夏は身体が冷える条件が整っており、しかも冷えに気づきにくいので、冬よりダメージが大きいとも言われています。知らず知らずのうちに一年中冷えやすい「冷え体質」になってしまうこともあるそうです。
★冷え体質
冷え体質は疲れやすい、めまい、頭痛、腰痛、肩こりなどの不調を抱えることにもなりかねません。特に、女性は筋肉量が少ないため、男性の5倍くらい冷え体質が多いと言われています。1日に発生する熱量の約6割が筋肉で作られるので、筋肉量が少ないと熱も作り出しにくいのです。冷えを予防する服装や、飲み物は温かいものにするなど、工夫が必要ですね。
★腸バテ
夏バテと同じように腸の働きが悪くなる「腸バテ」という言葉もあります。免疫を担う腸は、身体を動かすことで温まりやすくなるので、運動不足やお風呂はシャワーだけで済ませるなど身体の深部が温まらないことにも注意しなければなりません。腸の専門医によると、お腹を冷やさないために朝食後は散歩など動くことを勧めています。また、外気が35℃なら室内は25℃以上に設定し、10℃以上差がないようにした方が良いそうです。冷えが気になる場合は、38℃〜40℃のお湯で20分程半身浴をすることで、副交感神経が優位になり、手足の末梢血管が拡張して全身の血流が良くなるそうです。好きな香りのバスボムでリラックスするのも良いですね。そのあとの眠りも良くなりそうです。
★冷えの種類
冷えにも種類があり、今回は皮膚の温度が「低下するタイプ」と「上昇するタイプ」を紹介します。
●従来の冷え症「皮膚温度低下タイプ(血管収縮性)」60〜70%を占める。
▶末梢血管収縮型冷え性→主に手先、足先が冷える
原因:冷房刺激で末梢血管が収縮し血液が足先まで運ばれない。
特徴:秋口から春にかけて症状が強い。血流が通常の1/10になることもある。
▶内臓温度低下型冷え性→腰から下が冷える。みぞおちあたりの部分が、おへその下の温度より低い。
原因:下腹部にうっ血を起こし上腹部の血流が減少して血液が回りにくい。女性に多く上半身がほてることもある。
特徴:女性は婦人科系疾患、男性は腎臓泌尿科系疾患になりやすい。長引くと全身型(次世代型)に移行しやすい。
●ニュータイプの冷え性「皮膚温度上昇タイプ(血管拡張型)」3
0〜40%を占める。
▶次世代型冷え性→手足から全身がとても寒く感じるが、足先は
30℃くらいで温かいこともある。
原因:食事の偏り、低血圧、基礎代謝の低下、自律神経の乱れ、冷房、家電やOA機器からの電磁波などの複合的な影響。普段は足先の温度は高いのに寒さを感じ、何かのきっかけで冷たさを感じると、一気に血管が収縮し皮膚温度を極端に低下させる。
特徴:適切な自律神経の調整ができず、交感神経がONの状態。
▶かくれ冷え性→自分では冷えを感じていない。
原因:次世代型冷え性と同じく複合的な影響。
特徴:手足は温かくほてりも感じるが、内臓温度は低下している。冷えに気づきにくく対応が遅れがちになってしまう。
自分はどこが冷えているのか、一度観察してみてください。次回は冷えない食生活の工夫など考えてみたいと思います。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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