新年明けましておめでとうございます。いつもベジタブルBOXをご愛読いただきありがとうございます。今年も野菜や果物を通して健康に役立つ情報をお届けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
もう3年になろうとしていますが、未だに収束に至らないコロナ禍です。私たちの生活の中には定着した事がいくつかありますね。手洗い、うがい、消毒、検温、黙食、そしてマスクの着用。マスクの着用によって引き起こされる様々な症状に気づいている方も沢山いることでしょう。
★マスク着用による口腔内環境の変化
2021年9月、歯の健康維持を提唱するL8020協議会が全国の50歳以上75歳以下の男女624名を対象に実施した「マスク着用による口腔内環境に関する意識調査」の結果を発表しました。結果の一部をご紹介します。
①マスク着用時と比較して、お口の【粘つき】は変化しましたか。
約5割の人が粘つきを実感
「粘ついた」「とても粘ついた」の合計は50.8%と半数以上。「さっぱりした」「とてもさっぱりした」の合計は10%未満だった。
②マスク着用時と比較して、【口臭】は変化しましたか。
約4割の人が口臭の悪化を実感
「変わらない」が47.1%と最も多かったが、「悪化した」「とても悪化した」の合計は42.9%と約4割。改善したと実感した人は10%未満だった。
③マスク着用時と比較して、お口の【渇き】は変化しましたか。
約4割の人が渇きを実感
「変わらない」が47.1%と最も多かったが、「渇いた」「とても渇いた」の合計は37.3%と約4割の人が口腔内の渇きを感じている。「うるおった」「とてもうるおった」の合計は15.6%と一定数存在する。
④マスク着用時と比較して、【だ液量】は変化しましたか。
約6割の人が変わらないと回答しているが、バラつきがあった
「変わらない」61.4%が最も多かったが、「減った」「とても減った」の合計が26.3%。一方で「増えた」「とても増えた」と答えた人も12.4%と一定数存在していた。
マスクなしの状態では、約9割の人は快適であると答えていたので、これらのデータからマスク着用によって口腔内の不快感が増していることがわかります。また、だ液量の変化を実感している人は少なかったようですが、「粘つき」「口臭」「渇き」の変化については、約半数の人が実感していました。
これらの原因の1つとして、マスク着用で呼吸がしにくくなり口呼吸になっていることが考えられます。口呼吸は冷たい空気が異物と一緒に直接気管に入ってきますが、鼻呼吸ですと上咽頭に届くまでに鼻毛や鼻の粘膜などのフィルターを通るので、加湿・加温されます。鼻から出ていくときも同じような経路をたどるので、熱や湿気を逃しにくいのです。また、鼻呼吸の方がウイルスや細菌の感染リスクを抑えられるそうです。
★「屋外・屋内のマスク着用について」の基本的対処方針
政府が2022年5月に発表した「屋外・屋内のマスク着用について」の基本的対処方針において、屋外では2m以上離れての会話であれば、基本的にマスクの必要はない。屋内でも、図書館や芸術鑑賞など会話をほとんどしない場合は、2m以上離れての利用であればマスクの必要はない、としています。周囲に人がいない時は小まめにマスクを外して、時々新鮮な空気を吸いましょう。
次回もマスク着用による口腔内環境の変化を見ていきます。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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