明けましておめでとうございます。今年も野菜や果物を通して、皆さんの健康に役立つ情報をお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。
★パソコンや携帯電話で目を酷使する現代人
パソコンや携帯電話は現代人の生活に欠かせません。今や年齢、職業にかかわらずどこでも誰でも使っています。私もパソコンを使わない日はありませんし、携帯電話は日に何度開いて見ていることか。大変便利に使っている機器ですが、実は目を酷使しているのです。
パソコンの画面は画素という小さい点の集まりで、非常な速さで点滅しながら画像を作っています。ですから目はチラチラした光の刺激を常に受け続けていることになります。サラリーマンの90%以上が仕事でパソコンを使っているという厚生労働省の調査があります。驚きですね。
★目の使い過ぎは身体的疲労の原因に
皆さんの中にはこの2年余りのコロナ禍により、仕事の形態がテレワークに変わってしまった方も沢山いらっしゃることでしょう。中にはなんとな
く体調が優れない…と感じている方も多いようです。様々な要因が考えられますが、その一つにVDT症候群と呼ばれている、パソコンやスマートフォン(Visual D isplay Terminals)を長時間連続して使用することによる身体的疲労が原因の場合が多いと言われています。グラフ①をご覧ください。中でも多いのが、肩、首のこり・痛み→74.8%、目の疲れ・痛み→90.8%。実際、2019 年との比較でも目の疲れを感じている人は女性・男性ともに増えているというデータもあります。(グラフ②)
★眼精疲労とは
では、どのような状態を疲れ目というのでしょうか。一般的には目の不快な感じを指す場合が多いのですが、具体的には目が痛い、重い、かすむ、ショボショボする、乾いた感じがする、まぶたがピクピクする、などです。一晩寝てすっきり治っていればまだ良いのですが、睡眠も十分なのに改善しない場合は肩こり、首こり、頭痛や吐き気など体全体に症状が及ぶこともありますので、注意が必要です。
体全体に影響が出てくると、この状態を「眼精疲労」と呼んでいます。この段階ですと目の疲れだけでなく、眼鏡が合っていなかったり、精神的なストレスがベースになっていたりすることもあります。目の不快感が原因でイライラしたり不安感が増したり憂うつ感などを引き起こすこともあるようなので、できる限り早めに対処したいですね。
まず、疲れ目が続く場合は眼科で診てもらいましょう。視力検査や眼圧、視野検査などでいろいろな事がわかります。眼鏡やコンタクトレンズを使っている人は、使っているものがパソコン作業の場合でも支障がないか精査を受ける事も大切です。
また、パソコンを前にした時の画面の位置や姿勢、明るさなども関係してきます。(図①)
長時間座る事で、目だけではなく腰の負担も大きくなりますので、1時間作業をしたら15分位休みを取るといいようです。時々、窓辺に立って少し遠くの景色を眺めてみましょう。
参考:公益社団法人 日本眼科医会 「目についての健康情報」パソコンと目
★次回は目の健康に役立つ食生活など、改善方法を考えます。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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