前回、骨の健康にカルシウムは欠かせないという話をしましたが、グラフ①を見てください。女性の大腿骨頸部骨折とカルシウムの摂取量の関係を国ごとに調査した結果です。カルシウム摂取量が多ければ骨折が少ない…とは限らず、摂取量が多くても骨折率が高い国もあります。カルシウム不足だけが原因ではなく、実はビタミンDが深く関わってくるのです。
★ビタミンDは「骨のビタミン」
ビタミンDはとても不思議な栄養素で、食品からの摂取だけでなく日光(紫外線)を浴びると皮膚(皮下)でも合成されます。表①を見ると高緯度の札幌は、低緯度の那覇と比較して、特に冬季はビタミンDの合成に時間がかかることがわかります。同じように、高緯度の国々は日光によるビタミンDの皮下合成量は期待できないと考えられます。グラフ①で骨折率が低い香港やシンガポールは、低緯度で紫外線の強い国でした。
ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進し、新しい骨の細胞を作る、また血中のカルシウム濃度の調整をするなどの働きがあり「骨のビタミン」とも呼ばれています。脂溶性のビタミンで、脂ののった魚に豊富に含まれていて、特に北国で獲れるサケやニシン、カツオなどがおすすめです。日本人は約8割を魚から摂っていると言われています。
★納豆のビタミンKで骨を強化!
骨にはゴールデントライアングルと呼ばれる3つの栄養素があります。カルシウムとビタミンD、もう一つはビタミンKです。(図①)
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
\#ならでわ 11月号発刊/
— 月刊ならでわ!@長崎県北・佐世保のグルメ情報誌 (@nyan_naradewa) November 1, 2024
表紙は“じげもん”グルメ★佐世保・県北のことがもっと好きになる5品が登場グルメや美容情報・年末に向けたおせち、ハウスメンテナンスなど内容盛りだくさんでお届けします #佐世保スイーツ #佐世保観光 #佐世保おでかけ
詳しくはコチラ➡️https://t.co/Gv6LGNpv6S pic.twitter.com/JpIgo4ZDNj