今夏、熱中症対策で水分補給を心がけていた方も多いと思います。皆さんはどのような水分を摂っていましたか?お水やお茶では物足りず、スポーツドリンクや炭酸水、中には帰宅したらビール…なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。ちょっと健康を考えて、「○○ゼロ」「無○」「○○控えめ」「○○オフ」など、様々な商品を手に取ってみた方もいらっしゃるのではないでしょうか。主に目にするのは糖質やカロリーに関する表示だと思います。そこで、今回は「糖質」「糖類」を探ってみましょう。
★糖質とは
炭水化物は、糖質と食物繊維の2つに分類されます。食物繊維はエネルギーになりませんが、糖質は非常に消化吸収されやすく、すばやく様々な細胞のエネルギーになります。炭水化物はご存知のように米、パン、麺類、イモ類にも豊富に含まれていますので、「糖質」=「甘い」とは限りません。過剰に摂取すると体脂肪として蓄えられます。男性は内臓脂肪に、女性は皮下脂肪になりやすいそうです。糖質は大切なエネルギー源ですが、摂りすぎには注意が必要ですね。
★糖質・糖類0とは
糖質は単糖類(果物や蜂蜜などに含まれるブドウ糖や果糖など)、少糖類・二糖類(砂糖に含まれるショ糖や牛乳に含まれる乳糖など)、多糖類(穀類やイモ類に含まれるでんぷんなど)を指します。(図1参照)
「糖質0」というビールがありますが、これはエネルギー源になる糖質部分が入っていないということになります。また、「糖類0」という発泡性のスピリッツもありますが、これらは主に糖質の中の単糖類と少糖類・二糖類が入っていないということになります。
★人工甘味料の摂り過ぎは×
しかし、成分表示をよく見ると、好まれる味を作り上げるために様々な成分が使われているのがわかります。その典型例が甘味料です。天然素材の他、人工的に化学合成された人工甘味料があり、近年では技術の進歩に伴い砂糖の約6 0 0 倍の甘さのスクラロースやもっと甘さの強いものもあります。(表1参照)
ノンカロリーの物もあるので、安心して摂り続けると味覚障害を起こし、自然な甘さでは満足できなくなるといいます。また、腸内環境を壊したり神経伝達物質など神経の中枢に影響し、中毒性も招いたりすることがわかってきたそうです。
次回は「○○ゼロ」「○○控えめ」などの表示の意味を探ってみましょう。
人工甘味料の摂りすぎには注意しましょうね★
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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