「健康的な食べ方とは?」と聞かれたら、皆さんどう答えるでしょうか。おそらく「低カロリーで脂質や糖質を控える」と答える方が大部分だと思います。しかし、それだけでは健康的な食べ方とは言えません。必要な栄養素がきちんと摂れているかが大切なのです。今回は、三大栄養素のひとつであるタンパク質について考えてみましょう。
★タンパク質不足は病の原因にも…。
厚生労働省が定める食事摂取基準で推奨される、1日のタンパク質の摂取量は、18歳以上の女性で50g とされています。しかし、近年痩せ志向などの影響で、摂取量が減り続けています。東北地方のある市では、住民の血液検査の結果から軽い低タンパク状態だとわかり、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などをまんべんなく摂るよう指導したそうです。すると、動物性タンパク質の摂取量が増えたにもかかわらず、動脈硬化が減少したというのです。タンパク質不足は、免疫力の低下や骨粗しょう症にも繋がると考えられています。
★カロリー不足で筋肉が減少!?
私達は生きているだけで、基礎代謝という生命維持のためのエネルギーが必要です。このエネルギーが不足すると、糖質や脂質だけではなくタンパク質まで消費されます。すると、まず影響を受けるのが筋肉です。筋肉はタンパク質で作られており、その他にも臓器、血液、骨、髪、皮膚、さらにホルモン免疫物質、酵素など身体のあらゆるものを作っています。従って、タンパク質が消費されると筋肉量も減り、体内の組織作りができなくなります。意識してカロリーを摂取する必要がありますね。タンパク質と炭水化物が1g 4Kcalに対し、脂質は1g 9Kcalあるため、質の良い油を上手に取り入れて効率よくカロリーを摂取してみてください。
★タンパク質の吸収にはビタミンB6が必須!
動物性の肉や魚にはかないませんが、植物性では種実類や豆類などからもタンパク質を摂取できます。摂取したタンパク質は、吸収されると1度アミノ酸に分解され、筋肉や臓器、ホルモンなどの各組織で必要なタンパク質に再合成されます。その分解・再合成に必要になるのがビタミンB6です。タンパク質があってもビタミンB6がなければ活かされないため、一緒に摂取するのが理想的なのです。レバーやマグロ、カツオなどに含有量が高いようですが、数値を見ると植物性でも摂れますので、こまめに動物性と組み合わせて考えてみましょう。今回は、旬の野菜にタンパク質やビタミンB6を取り入れたメニューを考えてみました。
(参考)ロート製薬 fufufu
ズッキーニと大豆のツナ炒め
旬のズッキーニに、茹でた大豆とツナ缶を加えてカレー粉で味付け。翌日さらにカレー味が染みて美味しい!
キャベツのガーリック炒め
この時季の柔らかいキャベツをニンニクのみじん切りと炒め、仕上げに削り節をたくさんかける。お好みで味付けを♪
バナナと豆苗のスムージー
新鮮な旬の豆苗は生でも美味しい◎おろし生姜をちょっと加えて豆苗の青臭さを抑え、豆乳と一緒にミキサーにかければ、朝食代わりにもなる一杯に★
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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