中年期に入ると、それまで気にならなかったような身体の不調が出てくることがあります。いつまでも健康体でありたい!!そんな方々に試してほしいのが糖質制限です。言葉は聞いたことがあるけれどよく分からない、甘いものを食べなければいいの?と思っている方も多いかもしれませんね。
●糖質は甘いものだけじゃない!?
私たちの身体は「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の3つの栄養素をエネルギー源としています。その中の1つ「炭水化物」には、1gあたり4キロカロリーのエネルギーになる糖質と、エネルギーにはならない食物繊維が含まれています。従って糖質は甘いものだけとは限りません。
●糖質の摂り過ぎで肥満や病気を招くことも。
糖質の1番の問題点は、血糖値を上げやすいことです。(グラフ①参照)血糖値が上がると、インスリンというホルモンが分泌されます。インスリンの主な働きは、全身の臓器に血糖を送り、肝臓や筋肉に糖を貯蔵させて血糖値を下げることです。しかし、貯蔵には限度があるため、余った糖は体脂肪になり肥満の一因になります。そして、インスリンを出し続けていると、次第にその働きが弱まり、糖尿病や脂質異常症などを誘発します。
また、血糖値が急激に上昇すると、血管の負担が大きく内壁を傷つけるおそれがあります。これは脳卒中や心臓病など様々な生活習慣病に関係してきます。過剰に糖質を摂取する食習慣は、命に関わることもあるのです。
●糖質を全く摂らないと、かえって太ることも!?
左の表の糖質量を見てみると意外な食品に糖質が多いことがわかりますね。糖質を制限した食生活は、生活習慣病のリスクを軽減し、体重の減少にもつながります。しかし、主なエネルギー源である炭水化物を極端に制限してしまうと、エネルギー不足や栄養不足を招きかねません。栄養不足になると代謝が落ちるため、かえって太る心配も出てきます。従って、糖質を減らす代わりに、他の栄養素でエネルギーを補わなければいけません。しかし、自分で栄養管理をするのはなかなか難しいものです。
_次回予告_
今回の内容をふまえ、次回は『糖質をちょこっと減らして、毎食しっかり食べられる食事法』について具体的に考えていきましょう。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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