明けましておめでとうございます。このコラムも13年目を迎えます。毎回読んでくださる皆さんに心よりお礼申し上げます。今年も一緒に楽しい食生活を目指してまいりましょう。
さて、皆さん、ナッツはよく食べますか?地味な存在ですが、最近そのチカラが見直されています。今回は、特に注目株である『クルミ』のチカラについて話していきます。
【クルミのプロフィール】
原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部のイラン辺りといわれ、古くから食用にされています。日本にもオニグルミやヒメグルミなどが自生し、縄文時代から食べられていたようです。アメリカ産のクルミと比べると小ぶりで味も濃い感じがします。多く出回るのは11月〜5月ですが、国産品のほとんどは生産地の加工品などになり、殻付きでは手に入りにくいのが現状です。
【クルミのチカラ】
クルミは100g中約70gが脂質のため、カロリーが高く食べ過ぎには注意が必要です。しかし脂質の中身を見てみると、リノール酸やα‐リノレン酸という、健康維持や成長過程において欠かせない必須脂肪酸が共に多く、特にα‐リノレン酸は他のナッツと比較しても群を抜いています。α‐リノレン酸は、アレルギーや高血圧の予防、ガン細胞の抑制、血流を良くする効果が期待できます。他にも造血作用に関与し、妊婦さんに不可欠な葉酸も豊富です。ナッツ類全体で比較しても、ミネラル類と食物繊維が豊富に含まれている、栄養価が高い食品ですね。
【クルミを美味しく食べよう】
クルミは脂質が多く、油が変質し酸化しやすいので早めに使い切りましょう。できれば殻付きで購入し、食べる時に割っていただくのが理想的です。お菓子作りにも大活躍しますが、箸休めにクルミ和えはいかがですか?カボチャとクルミのポタージュもカボチャの甘みとクルミの香ばしさが相まって、とても美味しいです。細かくするほどコクのあるこってりとした味わいになりますが、粗めでも口の中で徐々に香ばしさを味わうことができ、いいものですよ。
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●クルミ和え3 種
[左から海老芋、ニンジン、ブロッコリー]
炒ったクルミと砂糖、しょうゆ、水をミキサーにかける。クルミが足りないときは練りごまを少し足すとよい。ツブツブが残っていても美味しいです♪
●クルミとカボチャのポタージュ
カボチャと玉ねぎをオイルで炒め、薄めのコンソメスープで材料が柔らかくなるまで煮る。粗熱がとれたらクルミと一緒にミキサーにかける。鍋にもう一度もどして温めなおし、お好みでバターや生クリームを加える。味付けは少量の塩のみでOKです。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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