楽しく食べよう野菜と果物
明けましておめでとうございます。このコラムも今年で12年目を迎えます。毎回読んでくださる皆さんには心よりお礼申し上げます。この1年も楽しい食生活を目指してまいりましょう。
昨今、高齢者の事故が度々報道されていますね。日本の高齢者(65歳以上)人口は、現在3000万人を超え、4人に1人は高齢者になりました(グラフ①参照)。高齢化に伴い、2025年には認知症患者数も約700万人になることが予想されています(グラフ②参照)。今や認知症は誰もが関わる可能性のある、身近な病気です。団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据え、認知症の方の意思が尊重される社会が理想ですね。できる限り住み慣れた地域の良い環境の中で、自分らしく暮らし続けられる社会の実現を目指し、新たに「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」新オレンジプランを厚生労働省が中心となって2015年に策定しました。新オレンジプランには7つの柱があります。
①認知症への理解を深めるための普及・啓発
②認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護の提供
③若年性認知症施策の強化
④認知症の人の介護者への支援
⑤高齢者にやさしい地域づくりの推進
⑥認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリ、介護などの研究開発及び成果の普及
⑦認知症の人やその家族の視点の重視
難しい言葉が並びましたが、認知症になっても住み慣れた地域で人生の最後まで暮らし続けられるよう、社会を挙げた取り組みが必要だという事がわかります。それには、行政だけでなく民間や地域住民など、様々な主体がそれぞれの役割を果たすことが求められています。コミュニティの繋がりが重要になりそうですね。
認知症にはいくつか種類がありますが、多いのは脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症です。脳血管性は脳梗塞や脳出血で脳の血管が詰まり、神経細胞が壊死します。一方、アルツハイマー型は原因はよくわかっていないのですが、脳にアミロイドβ(ベータ)というタンパク質が蓄積して神経細胞が委縮することで発症します。このアルツハイマー型認知症は、今日では35年間の経過をたどる疾患であるといわれ、始めの25年間は脳内で進行し、症状が出てから約10年で死に至ると考えられています。言い方を変えれば、予防するには十分な期間を与えられているとも考えられるのです。次回はこの予防戦略を考えましょう。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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