楽しく食べよう野菜と果物
健康や美容にどのような栄養素が必要なのか、考えながら食事をしている方も多いかもしれませんね。近年、良い物を取り入れることと同じくらい、不要なものを体外に出すことも重要だといわれています。これを「デトックス」と呼んでいます。体調がすぐれない、ダイエットしても痩せない、疲れが取れない…。肩こりや肌荒れなど、こんなことも身体の中に溜め込んでいる有害物質や毒素が原因かもしれません。身体に溜まる毒素には、大きく2通りあります。
①食品などから体内に入ってくる、本来ならば体内には存在しない体外毒素
(例:水銀・カドミウム・ヒ素・鉛など)
②体内での代謝産物として生まれる老廃物
(例:乳酸・尿酸・アンモニア・匂いの成分など)
水銀の場合、海水などに溶け込んだ水銀が微生物の作用で化学変化し、プランクトンが微生物を食べ、さらに小型の魚から大型の魚へと食物連鎖で濃縮され、最終的に人に蓄積すると考えられています。ヒ素は、陸上の動植物の含有量は低く、海洋生物に濃く存在します。特に海藻類に多く、中でもヒジキは12年ほど前にイギリスでは食べないようにと勧告が出されました。日本でも調査の結果、他の海藻に比較するとかなり含有量は多いと分かりましたが、乾燥ひじきは30分以上水で戻し、その戻し水は使わない。戻してからも流水で洗い水気を切る。茹でる時も水戻ししてから茹でる。などの手順を守ればほとんど影響はないといわれています。栄養豊かな食材ですので、上手に利用してくださいね。
そして実は、野菜の特徴でもある食物繊維が、不溶性も水溶性も共に毒素を排泄するという点で大活躍します。緑の野菜のクロロフィル(葉緑素)も消化管の中の老廃物を吸着して排泄する働きがあるといわれています。また、解毒の働きをする肝臓を助けるにはアブラナ科(大根、キャベツ、ブロッコリーなど)やネギ科(玉ねぎ、長ネギ、ニンニクなど)の野菜が効果があるそうです。
デトックスには、野菜を食べて便通を良くしておくことが基本のようですね。野菜を食べて身体をスッキリさせましょう。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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