ベジボの紹介
梅雨が明けると一気に夏模様ですね。今回は、そんな時期に食べたい沖縄野菜「モーウイ(赤毛瓜)」をご紹介します。最近、大きなスーパーやデパ地下では見かけるようになりましたが、まだ馴染みがないので、見かけても買いにくいかもしれませんね。ずんぐりとした茶色い冬瓜のような形をしており、大きい物は長さ30㎝、直径10㎝、重さ1㎏以上になります。
15世紀に中国華南省辺りから持ち込まれ、琉球王朝の宮廷料理に使われていましたが、耐暑性が強く栽培も容易なので、一般家庭にも広まったようです。見た目は茶色くカサカサと乾いた感じで、よく見ると全体に細かいヒビ模様が入っています。皮は一見厚くて堅そうに見えますが、簡単に剥け、中はキュウリと同じようにゼリー質の中に種が並んでいます。この中心部をスプーンなどでくり抜いて、半透明の白い果肉の部分を利用しますが、かなりたっぷり食べられます。キュウリのような青臭さはなく、果肉はみずみずしく緻密なので、スライスや千切りにしてもシャキシャキとした歯触りを楽しめます。ほとんどが水分であまり栄養価は期待できませんが、低カロリーなので料理に上手に使っていただけるといいかもしれません。モーウイ自体にクセがありませんので、生のままでサラダにすると、どんなドレッシングにも合います。コックリ煮ていただくと味もよく含んでくれます。沖縄ではイリチー(炒め物)や、ウブサー(煮つけ)にするのがポピュラーだそうです。火を入れる時は冬瓜と同じように考えてみるといいですね。モーウイは、冬から春にかけて収穫される野菜と輪作で栽培されることが多く、台風時の野菜不足にも対応できる野菜だそうです。今回は皆さんに知ってほしい力持ちの野菜の紹介でした。
文/野菜ソムリエ上級プロ 福田ひろみさん(東京在住)
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